2015年式 スズキ CF4EA アドレスV125
エンジンが始動しないと訴えにて入庫。
キックペダルを、踏んでみたところ明らかに軽すぎるので、カーボン?みによる圧縮不良と推測。
圧縮を測定すると6kgf/cm2とかなり低い。
プラグ穴からエンジンコンディショナーにて燃焼室簡易清掃。
8kgf/cm2まで回復したので、とりあえず始動は可能かと思い、始動を試みるも全く爆発の兆候がありません。
ここで、プラグに火が飛んでいないことが発覚。
クランクポジションセンサを、点検します。
テスターに、ピークボルトアダプターを接続し、ピーク電圧を測定します。
基準値1.5V以上に対し0.03Vと、ほぼ電圧が発生していません。
クランクケースカバーを、外しクランクポジションセンサとローターを目視点検しましたが、特に金属片等の異物の付着は無いので、センサ自体の故障と判断しました。
クランクポジションセンサを、交換しました。
故障したクランクポジションセンサの抵抗値は、基準値150~230Ωに対しOL(絶縁状態)。
取り寄せた新品は、192Ωと基準値内です。
交換後、ピーク電圧も5V以上発生しエンジンも無事始動できました。