3か月前に交換したバッテリーがご臨終。GSX-R400

今週の修理

1989年型 GK73A スズキ GSX-R400 走行距離30900km

3か月前にバッテリーを、新品に交換しましたが突如不調になりセルでの始動が不可となってしまいました。ここ数日の冷え込みのせいかと思い充電をしてみることに。その前に念のためにバッテリーテスターで現状をチェック。すると不良判定でした。これは、車両側の状態があやしいので充電電圧チェック。すると少し回転をあげるだけで19Vまで上昇。スロットルを戻してアイドリング状態に回転を落としても18~19Vのまま下がりませんでした。これは、過充電によりバッテリーが早期に寿命を迎えてしまったようです。

 

一番あやしいい原因は、レギュレートレクチファイアなのでこちらを点検。本来6Ωや30Ωとなるところが全て無限大の絶縁状態でした。早速部品を取り寄せ交換することにしました。古い車両なので部品も廃盤かと思ってましたが、運よく純正品がまだ手に入りました。

 

 

 

入荷した部品を、念の為に同じように抵抗を測定し点検したところ、なんとこれも同じ様に各部が絶縁状態です。ひょっとすると、もともと付いてた部品は良品だったのか、それとも取り寄せた新品も不良なのか?   でも、とりあえず、とにかく届いた新品部品を取り付けてチェックしてみることに。

 

 

バッテリーも新品の物を充電を済ませた状態でチェック。

解放電圧 13.5V

アイドリング時 14.2V

5000rpm時 13.8V

本来は、解放転圧<アイドリング<回転をあげていく となるのが正常とされる判断基準としていますが、バッテリー状態が特に良好な13V以上あるときは、なぜかアイドリングから回転を上げていくと電圧は下がっていくという現象がみられますね。その理屈は、私にはわかりませんが、過充電は解消されたと判断しました。