スプロケットとチェーンの関係について

今週の修理

スプロケットとチェーンの関係について

スプロケットとは・・・

スプロケットとチェーン

そもそもチェーンをご存知の方も多いかと思いますが、スプロケットの存在についてはあまり知られてないので、ご説明から😊

自転車は人力で進むのにペダルを漕いで動力をペダルからチェーンに伝え、その力で回す歯車がスプロケットです。
写真のギザギザの歯車が重なってるのがスプロケットなのですが、変速ギアがない自転車には歯車は1つだけしかついてません。
変速ギアが増えるごとにスプロケットの歯車部分の枚数が増えています。

変速ギアの種類

内装3段ギアの電動自転車

では、次に変速ギアの種類についてです。
スポーツ用のロードバイクやマウンテンバイクなどを除いたシティーサイクルと呼ばれるママチャリや電動自転車には変速ギアが2種類あります。
歯車のスプロケットが剥き出しの状態の外装変速と車輪の中に組み込まれて見た目では確認できないようになってる内装変速とがあります。

内装変速に関しては外から見えない=錆びにくいや変速したり、振動でもチェーンが外れにくいというメリットがあるのが内装変速です。
デメリットとしては部品を交換する際に手間がかかるのと、重量が重いので車重も重くなってしまうと言う点です。

外装変速はというと内装変速より重量が軽いので、スピードを求める自転車は自転車の軽さが勝負の分かれ目にもなることから外装変速がついてます。
デメリットとしてはとにかくチェーンが外れやすい。
ペダルを逆回転させるとすぐに外れてしまうのと雨風にさらされてるので、手入れをしないと錆びてしまいやすいと言う点です。

今回は外装変速のスプロケットとチェーンを交換されるお客様でした

スプロケットとチェーンを交換してスムーズに動いてる状態

では、本日のお客様の場合はチェーンが錆び付いてしまったので交換をとご来店いただきました😊
しかし、外装変速の場合はチェーンが外れやすいこともありチェーンだけを交換することは出来ても新しいチェーンと古いスプロケットでは歯車の噛み合わせが上手く出来ずにチェーンが空回りしてしまうと言うことになるので、チェーンを交換する際はスプロケットもセットで交換させていただきました。

外装変速の場合、メンテナンスは必要です

では、錆びやすい外装変速の自転車はどうすれば良いのかという点についてはメンテナンスをするということに限ります。
雨の日の後などは特に錆びやすいので泥のついたチェーンを雑巾で拭き取り、チェーン油を綺麗に散布して変速を切り替えしながらスプロケットの方にも油を潤滑させるということをすると同時になるべく乗らない時には車体カバーをするか屋根のあるところで保管されるだけでかなり改善されますよ😊
やっぱり愛車はいつまでも綺麗に乗るためにも日々のメンテナンスをこまめに出来るといいですね。